いつかくる日の夢をみるわ

大切にしたいもの

「来夏」のつづき

 

 

 ずっと待っていた光景は、意外にも、サンドーム福井にあったのだ。

 

 時間は3年前に戻して高校生最後の夏、わたしは遠征した京セラドームの最上段で決意した。『全力ファイター』を走りながら歌う北山くんを見て、来夏は全力で北山くんとの夏を過ごすことを。

しかし「来夏」は来ることは無かった。わたしが受験に失敗したからではなく、念願の女子大生にはなった。と同時に世間には得体の知れないウイルスが蔓延したのだ。

 

 そのウイルスに振り回されながらも2年少し。わたしはようやく女子大生として現場を手に入れた。歓声はなくともお家芸でもあるペンライトは七色に光っていたし、ステージにはわたしの支えであった北山くんが、7人がいた。

 

 

 わたしのずっと待っていたステージは、お友達にお誘いいただいたぴあアリ、そして母と約束したサンドーム福井にあった。

特に福井遠征はドタバタだったけど、受験前の夏に「頑張ってることは知ってる」と歌われて頑張れたことを知ってる母と、またキスマイに会えたことは、本当に嬉しかった。

 

 

Re:。キスマイからわたしたちファンに向けたメッセージの曲をバックに、7人の姿が見えたとき、言葉に表すことのできない温かい思いで胸がいっぱいになって、A10TIONで未来を歌う7人にこの先の見えない社会でキスマイを推してきてよかった、間違いなかったと思った。

 

 今回のお気に入りの曲はYouTubeでも公開された『NAKED』で、10年目の本気をみたし「I'm standin ここは東京」を東京ドームで聞きたくなった。

なんでこの曲がここまで好きなのか分からないけど、花道をそれぞれが中心にたってうしろをメンバーがついていく構成がなによりかっこいい。とにかく見てほしいので貼っておきます。

 

youtu.be

 

それからコロナ禍の間も、大事なときに何回か歌ってきた『感じるままに輝いて』。とにかくこの曲は金スマの10周年のステージで、過去を思いながら歌ってたのが印象的だったので、歌詞を丁寧になぞっていくのが素敵でした。

 

『足音』はCDできいていたときはそんなに特別な気がしてなかったんだけど、LIVEではバックの映像も含めてとっても感動しました。「七通りの歩みがひとすじの道になった」「世界に轟け 僕らの音色「足音」」を歌ってくれるアイドルが、好きでよかった。

 

 

今回のツアーで特に印象的だったのは、藤ヶ谷くんの本気。コロナ中のテレビでの印象が強かったからかもだけど、どこか一歩ひいたというか目を合わせてくれなかったイメージだった藤ヶ谷くんがすごく丁寧にアイドルを楽しんでる気がしたライブでした。

歌はいわずもがな、グループを引っ張るほどの力があって、ダンスも丁寧でダイナミックでかっこよくて、なによりオーラが強すぎる。
わたしたちの好きな藤ヶ谷くんがステージにいて、それがなにより嬉しかった。

 

北山担からみたここ最近の藤ヶ谷くんは、藤北してたJr.時代と比べるとちょっと冷めててかっこいいんだけど大人になりすぎてしまった、、みたいなところを感じていたのだけど、やっぱりすっごいアイドルが似合うなあと思った。

北山くんはもちろんでしたが!サングラスが似合う!

 

 

久しぶりの7人はとにかくキラキラで、みんな30を超えてるとは思えなくて、やっぱりこの7人をずっと見ていたいと思うライブでした。

 

 inDOME でのツアーがはじまり、わたしは東京と福岡に入らせてもらいます。やっぱりキスマイはドームが似合う、と思うので、とても楽しみ!

ずっと念願だった景色は、北山くんの言葉通り、また毎日を頑張る理由を貰えました。